
最初に確認する3つの設定
以下は主に個人向けサービスの設定です。会社や学校のアカウントは、契約と管理者の設定も確認してください。
3つは別の設定です。
例えば、AI学習をオフにしても、連携済みアプリへのアクセスが自動で消えるとは限りません。
表は横にスクロールできます
| 確認すること | どこを見る? | 何を防げる? |
|---|---|---|
| AIの学習 | ChatGPT・Gemini・Claudeのプライバシー設定 | 会話のモデル改善利用を減らす |
| 外部アプリの連携 | AI側の接続一覧とGoogleの接続一覧 | 不要なサービスへのアクセスを止める |
| 不正ログイン | Google・各AIのセキュリティ設定 | 第三者によるアカウント利用を防ぐ |
ChatGPT:会話の学習設定をオフにする
ChatGPTでは、新しい会話をモデルの学習に使わない設定を選べます。
設定後の新しい会話は、モデルの学習には使用されません。会話履歴はそのまま利用できます。
- ChatGPTでプロフィールから「設定」を開く。
- 「データコントロール」を選ぶ。
- 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする。
ChatGPT:GmailやDriveをつないだ場合は?
ここには見落とされやすい違いがあります。
OpenAIは、Google連携から直接取得したデータを、原則として汎用モデルの学習に使わないと説明しています。
対象にはGmailやDriveなどが含まれます。
ただし、情報を自分でチャットに貼り付けた場合や、回答に含まれた場合などは例外です。フィードバックとして送る会話も扱いが異なります。
学習を避けたいなら、モデル改善の設定もオフにしておきましょう。
ChatGPT:不要なアプリは解除する
ChatGPTの設定から連携済みアプリを確認します。使っていないアプリは接続を解除しましょう。
さらにGoogle側の接続一覧でも、ChatGPTに認めたアクセスを確認できます。
学習のオフと、アプリ連携の解除は別操作です。
Gemini:Gmailの内容は学習に使われる?
Googleは、個人向けGeminiの接続アプリによるパーソナライズについて、Gmailの受信箱全体を直接学習するわけではないと説明しています。
しかし、Geminiが会話で使ったメールの要約・抜粋などは、モデル改善の対象になる場合があります。
設定の鍵となるのが「Keep Activity(アクティビティの保存)」です。
Gemini:学習を抑える設定
オフにした後の会話は、原則としてAIモデルの学習に利用されません。
ただし、フィードバックを送った場合などは扱いが異なります。また、オフにするとGmailやWorkspaceとの連携機能が一部使えなくなります。
- Geminiで「設定とヘルプ」から「アクティビティ」を開く。
- 「Keep Activity」の状態を確認する。
- 学習に使いたくない場合は、オフにする。
Gemini:Gmailとの連携も確認する
Geminiの「接続済みアプリ」で、必要なアプリだけを有効にします。
Gmailを使う必要がないなら、連携をオフにする選択肢があります。
重要なのは、接続を解除しても、過去のGeminiアクティビティが同時に消えるわけではないことです。履歴を整理するときはアクティビティ画面も確認しましょう。
オフにした会話もサービス提供や安全確保のため72時間保存されます。安全確認に人が関わる場合もあり、学習オフは保存・閲覧が一切なくなる意味ではありません。
Claude:学習設定とコネクタを分けて確認する
Claudeの個人向けプランでも、モデル改善への利用を設定できます。
この設定をオフにすると、新しいチャットやコーディングセッションは今後のモデル学習に使われません。
- Claudeで「Settings」を開く。
- 「Privacy」を選ぶ。
- 「Help Improve our AI models」をオフにする。
Claude:Google Driveなどの連携データは?
Anthropicは、コネクタから取得した生データを学習対象に含めないと説明しています。
ただし、その内容を会話に直接コピーした場合などは扱いが変わります。
コネクタの削除は「Customize → Connectors」で行えます。
特定の会話だけで使わない場合は、会話内でコネクタを無効にする方法もあります。
安全上の審査対象になった会話や、フィードバックを送る場合には例外があります。機密情報を含む会話は、学習設定だけで判断しないでください。
Googleアカウント:知らない連携を解除する
AI側だけでなく、Googleアカウント側の権限も確認しましょう。
確認先: https://myaccount.google.com/connections
「Googleでログイン」と「Gmailを読む権限」は同じではありません。
GmailやDriveへのアクセスを許可したアプリを重点的に確認するのが効果的です。
- Googleアカウントにログインする。
- 接続しているサードパーティ製アプリを表示する。
- アプリ名と許可したサービスを確認する。
- 使っていない接続はアクセス権を削除する。
表は横にスクロールできます
| 確認先 | 開くページ |
|---|---|
| 外部アプリ | Googleアカウントの接続一覧 ↗ |
不正ログインを防ぐには?
まずGoogleのセキュリティ診断を開きましょう。
確認先: https://myaccount.google.com/security-checkup
ログイン中の端末は https://google.com/devices でも確認できます。
ChatGPTは「設定 → セキュリティ → アクティブなセッション」で現在のログインを確認できます。見覚えのない端末はログアウトしましょう。
組織のSSOに紐づくアカウントでは利用できない場合があります。
Claudeも、ブラウザ版の「Settings → Account → Active sessions」で端末を確認できます。不審なセッションはメニューから「Terminate」を選んで終了します。
AIにログインを任せることと、パスワードや認証コードをチャットに貼ることは別です。認証情報は正規のログイン画面で入力してください。
- パスキーや2段階認証を設定する。
- 自分のものではない端末をログアウトする。
- 見覚えのないセキュリティ通知を確認する。
- 再設定用メール・電話番号を更新する。
表は横にスクロールできます
| 確認先 | 開くページ |
|---|---|
| ログイン保護 | Googleのセキュリティ診断 ↗ |
| 端末一覧 | Googleのログイン端末 ↗ |
仕事用アカウントは契約条件を確認
ChatGPT Business・Enterprise・Eduでは、ワークスペースの内容は原則としてモデル学習に使われません。Claude for WorkやAnthropic APIも、入力・出力を学習に使わないのが初期条件です。
対象のGoogle Workspace契約でGeminiを使う場合も、個人向けGeminiとはデータ保護の条件が異なります。会社のメールアドレスというだけで決めず、対象ライセンスと管理者の案内を確認してください。
法人向けでも、明示的なデータ提供やフィードバックには別の扱いがあります。保存期間・連携権限・社内規則は、学習の可否と分けて確認しましょう。
迷ったときのおすすめ設定
まずは、学習設定 → 連携一覧 → ログイン保護の順で見直すのがおすすめです。
表は横にスクロールできます
| 利用スタイル | おすすめ |
|---|---|
| 日常の質問が中心 | モデル改善をオフにし、不要なアプリ連携は解除 |
| Gmail・Driveの作業も頼みたい | 必要な連携だけ許可。AIごとのデータの扱いを確認 |
| 仕事の機密資料を使う | 所属先の規則と法人契約のデータ条件を先に確認 |
よくある質問
学習をオフにすれば、情報漏洩はなくなる?
いいえ。学習の設定と、不正ログイン・外部アプリへのアクセスは別です。
連携権限とログイン保護も確認しましょう。
連携を解除すれば、過去のデータも消える?
必ずしも消えません。連携先のアクセス停止と、会話履歴・保存データの削除は別の操作です。
ChatGPT・Gemini・Claudeのどれが安全?
利用するプラン、連携するアプリ、設定によって変わります。まずは3社の公式設定を確認し、仕事で使う場合は組織のルールに合わせましょう。
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参照情報と調査方針
情報確認日:2026-10-18。公式資料に基づく解説です。AI FITの実測結果ではありません。料金・仕様は変更される場合があります。
